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カルダノがアフリカ・エチオピアと政府契約した3つの理由 安定の上に繁栄がある


礎の上に城があるように、安定の上にこそ繁栄があるのです。

なぜカルダノがアフリカ・エチオピアと政府契約を結びことになったのか、その理由を知ることで、この契約の大きさも知ることができます。

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コーヒーに塩を入れて飲む?

一日に80杯もコーヒーを飲んでいたフランスの文豪バルザックは、コーヒーに塩を入れていたそうです。じつはエチオピアには、コーヒーに塩を入れて飲む習慣があります。酸味が抑えられ、味はよりまろやかになり、より香りが引き立つのだそうです。


ハラー、イルガチェフェ、シダモなど、世界でも人気のあるエチオピア産コーヒー豆には強いブランドがあります。しかしその偽物も存在します。ブロックチェーンが農業分野に導入されると、本物のブランドが自身のブランド価値を守ることができます。書き換え不能で透明性のある取引記録が残り、ブランドの価値がブランドだけのものとなります。


あなたのアフリカに対するイメージはどんなものでしょうか? サバンナを歩く象やキリンでしょうか。荒れた赤土を思い浮かべるでしょうか。先進国という印象はなく発展途上の国、未開の土地、こういったものでしょうか。


エチオピアは、ブロックチェーン技術のホットスポットとしては、まず思い浮かばないかもしれません。


人口の約15%しかインターネットにアクセスできないエチオピアでは、北部で内乱が起きています。ティグライ地方の民族紛争により、数千人が殺害され、数百万人が隣国のスーダンに難民として逃亡しました。またインターネットが遮断される事態も発生しています。


カルダノがアフリカ・エチオピアと政府契約した3つの理由


じつのところカルダノは、エチオピアの前には、アルゼンチンを拠点にしようとしていました。あまり知られていないかもしれませんが、数々の失敗を経て、ブロックチェーンが根付くための最も適切な場所を探していたのです。


カルダノにとって相手がエチオピアであるメリットもありますし、エチオピアにとってカルダノのブロックチェーン技術を取り入れることのメリットもあるでしょう。様々な政治的なことも絡んでくるはずですから、政府契約は決して容易な道のりではなかったはずです。


500万人の学生を対象としたブロックチェーンIDソリューションの提供は、政府が署名したブロックチェーン取引としては最大規模のものです。 では、なぜブロックチェーンにおいて特別な存在感を持つカルダノ・ADAがアフリカ・エチオピアと政府契約(法的拘束力はないもの)を結んだのでしょうか。

カルダノがエチオピアと結んだ契約の大きさについて知るには、この理由を考えるのが最適です。


1. アフリカの成長ポテンシャルとその中心地の一つであるエチオピア


引用:populationpyramid.net

アフリカの平均年齢は若いです。何歳だと思いますか。おそらくあなたの想像よりももっと若いです。アフリカ全土の人口中位年齢は約20歳です。人口は13億人です。(2020年)



引用:populationpyramid.net


また、人口増加率は世界のなかでも顕著です。つまり、将来におけるアフリカの人口はもっと大きくなっていると予測できます。


そしてアフリカのなかで、エチオピアはナイジェリアに次ぐ第2の人口大国で、人口は1億900万人です。(2018年)


また、インフラへの投資や農業・サービスセクターの発展に力を入れることで過去10年以上、2桁の経済成長を続けてきており、その成長率はサブサハラ・アフリカでは異例だとされています。


チャールズ・ホスキンソンはかつて自身のYouTubeでこう語っています。「アフリカのような場所でビジネスを始めたいなら、まずアフリカの「港」のような場所から始めなければいけない。」


エチオピアは、アフリカ連合(AU)や国連アフリカ経済委員会(ECA)の本部が置かれるアフリカ地域の外交の中心地の一つであり、アフリカにおける「港」といえる国の一つでしょう。


引用:english.alarabiya.net


アフリカで最年少の44歳のリーダーであるアビィ・アハメド氏は、2019年にエリトリアとの和平を実現したとしてノーベル平和賞を受賞しました。(しかし、のちに再度内乱が起きていますが…)


イスラム教徒のオロモ人の父とキリスト教徒のアムハラ人の母を持ち、貧しい環境で育ったこの若きリーダーは、少し特異な経歴を持ちます。


元陸軍情報将校で、首都のアディスアベバにあるマイクロリンク情報工学大学で学位を得たソフトウェアエンジニアでもあります。「理系」の頭を持った若きリーダーは、7歳のときから、「いつか自分がこの国を率いることになる」と思っていたようです。


また、エチオピアのデジタル変革戦略「Digital Ethiopia 2025」は、農業、製造業、観光業などの分野におけるデジタル化を通じて、エチオピアを世界の中所得国の一つにすることを目指しています。


80万人の学生が大学に通い、毎年250万人が生まれているエチオピアにおいて、雇用の改善は重要です。雇用の創出によって人々を貧困から救うことができれば、アビィ氏の人気は絶大になるでしょう。


エチオピア側には、デジタル化をして雇用を創出したいという願望があり、カルダノ側にとって、エチオピアは潜在的な成長性のあるアフリカにおける「港」であり、デジタルに理解のあるトップがいる国なのかもしれません。


IOGのアフリカ・オペレーション・ディレクターであるジョン・オコナーは、エチオピア政府とのパートナーシップが、アフリカ大陸全体のブロックチェーン・イノベーションの火種になる可能性があると考えています。



2. レガシーなデジタルシステムがなくてリープフロッグ、インフラを構築するコスト不要


貧困国では、IDを持たず銀行口座を持っていない人がたくさんいます。たとえば、世界で初めてビットコインを法定通貨に採用したエルサルバドルでは、人口の7割が銀行口座を持っていません。


今日では、インターネットが発達しているので、多くの支払いはインターネットバンキングやクレジットカードを介してデジタルで行われています。もちろん、貧しい国であっても、インターネットがあれば、銀行サービスは参入できます。しかし、実際にはそのようにはなっていません。 なぜなら、貧困国のほとんどがIDを持っていませんし、貧困国の法定通貨のボラティリティは高く、信用性も欠けています。銀行が参入するには、リスクが高く経済的に旨みがありません。銀行も商業的な動機で動いているので、好んで参入しようとはなっていないのでしょう。ですから、インターネットがあるからといって、先進国の人々と同じように、給料が口座に振り込まれたり、送金が簡単にできたりといったことが浸透しているわけではないのです。


レガシーなデジタルシステムがないことは、そこに新しいデジタルシステムが入る余地があることを意味します。これがリープフロッグを起こす土台です。



リープフロッグとは、既存の社会インフラが整備されていない新興国において、新しいサービスが先進国の技術的進展を飛び越えて一気に広まることを指します。


例として、固定電話のなかった新興国で、固定電話を飛び越えて、スマートフォンが普及したことや、中国でwechat payなど電子決済サービスが普及したことなどがあります。


ブロックチェーンによるデジタルIDの提供は、適切な教育を受けている人材であることを改ざん不可能に証明し、雇用を創出するでしょう。また、アフリカ地域の貿易における通貨の不兌換問題(通貨を別の通貨に交換できない)は、ブロックチェーンによるデジタル通貨の導入で解決するかもしれません。そうすれば、アフリカ大陸の自由貿易を促進することができます。


アフリカの潜在的な成長性を離陸させる可能性をブロックチェーンは持っています。


引用:bittimes.net


また、貧困国は、コンピュータや管理者、メンテナンス、インフラを構築するためのコストを支払う必要はありません。ただ、利用するだけです。インターネットに接続できるデバイスがあれば、誰でも無料で利用できます。支払うのは、取引手数料だけで、それも開発が進むほどに下がっていきます。


現時点では、IOGがプロトコル開発のコストを負担していますが、やがて、手数料収入とカタリストなど、コミュニティが自主的に開発する代わりに費用を要求するといった持続可能な形態へ進化していきます。


政府はインフラを所有しているわけではないので、悪用することはできません。ですので、国民からしてもより信頼性は上がります。ただ、国のインフラをコントロールしたいと考える政府もいるでしょうから、そういった政府は導入を躊躇うかもしれません。



3. デジタル技術で「社会や生活の形を変える」こと



カルダノは、エチオピアの教育省とパートナーシップを結び、ブロックチェーンベースの国民IDと達成度記録システムを構築することになります。500万人の学生を対象とした、世界最大規模のブロックチェーン展開です。


Atala PRISMをベースにしたこのIDは、3500の学校、500万人の生徒、75万人の教師の教育実績の安全な記録を作成することを可能にし、すべての生徒に検証可能なデジタル資格を与えます。

→参考記事:Atala PRISMとはなにか?


これによって、学生は自分の情報をスマートフォンに保存できるようになります。たとえば、出席率や成績、卒業証書などです。


卒業証書をブロックチェーンで証明する意味は、わたしたち先進国の人にとってはあまり理解できないかもしれません。しかし途上国では、偽造の大学卒業証書もたくさんあり、欧米の有名大学などは、アフリカ・エチオピアの卒業証書は信頼できないと見ています。 実際、IOGのジョン・オコナーは、オックスフォード大学にいたときに、エチオピアからの学生がいないことを不思議に思っていたそうです。そのことを大学側に尋ねると、彼らの資格を認めていないと言われたそうです。卒業証書に偽造が混じっているので、信頼されていないということでしょう。つまり、アフリカの優秀な人は優秀な大学に行く機会を、その卒業証書の信頼性のなさから失っているとも言えます。


ですから、Atala PRISMによる信頼できる卒業証書があれば、それを提出された側は、偽造を疑う必要がありません。本物であることを確認できるということは、不要な疑いを消し去ります。そうなれば、不条理にも機会損失していた優秀な若者を救うことにもなるでしょう。


また、エチオピアでは、ブロックチェーンを利用した小規模農家の農業サプライチェーンの「追跡調査」から、交通機関や医療機関のデジタルIDまで、幅広く採用することも検討しています。


すべてが透明になり、汚職の可能性を大きく減らすことができます。カルダノは、完全に信頼された仲介者としての役割を果たします。


途上国には信頼が不足しがちです。しかし、ブロックチェーンが信頼を与えます。さきほどの卒業証書の話もそうですが、ビジネスをするにしても信頼は重要な前提条件です。その信頼をブロックチェーンが担えば、なにが起きるでしょうか。途上国の潜在的な成長性が花開き、成長と発展が期待できます。



終わりに