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Atala PRISM - 信頼経済への貢献とAcuantの発表【翻訳文字起こし全文】
Atala PRISMの価値、これからの開発について
以下の文章は、IOHKのYouTube動画「Atala PRISM - 信頼経済への貢献とAcuantの発表」(2021/10/12)を翻訳文字起こししたものです。
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要点
・Atala PRISMは Cardanoブロックチェーン上に構築されたIOHKの自己主権型アイデンティティ・ソリューションです
・Atala PRISM製品群は 4つの異なるアプリケーションで構成されています
1つ目は携帯電話を持っていない人のために クレデンシャルを受信保存・共有するための低価格なスマートカードです
そして ユーザーが検証可能なクレデンシャルを受け取り 保存し 共有することを可能にするAndroid iOSのモバイルアプリケーションです
それから管理コンソールは 組織がデジタルIDとクレデンシャルを簡単に作成し 検証できるようにするためのウェブベースのプラットフォームです
ブラウザベースの拡張機能であるブラウザウォレットが DIDや認証されたクレデンシャルの発行を管理します
・企業にとってのAtala PRISMの価値とは何でしょうか 1つ目は サインアップやサインインのプロセスを簡略化することで デジタルサービスへのシームレスなアクセスを提供することです
そのアイデンティティがどのように共有されるかを完全にコントロールすることができます
また 顧客のデータ管理によるコスト削減も可能です
・政府にとってAtala PRISMの価値とは何でしょうか?
電話などによる対面での確認が最小限になるため サービス提供のためのコストが削減されます
また 不正行為の防止や対応などに対するコストが削減されます
管理する文書の検証やフォームへの手入力に費やす時間を削減し 市民にとっての価値を創出します
・Atala PRISMは 政府のデジタルトランスフォーメーションにも力を発揮します
業界の報告によると デジタルIDは2030年までにGDPの13%を増加させることができます
また 年間110億ドルの経済価値をもたらすと言われています
・Atala PRISMの企業や政府での導入事例をいくつかご紹介しましょう
通信事業者のdishと契約し ユーザーに対してデジタルIDの検証を提供します
タンザニアでは World Mobileと協力して モバイルユーザーに分散型IDを提供し 銀行やマイクロローンなどの金融サービスを利用できるようにする予定です
そして グルジア共和国もあります
私たちは教育省と協力して 大学生が検証可能な教育証明書を受け取って卒業できるようにするためのブロックチェーンベースのデジタルIDシステムを構築しているところです
エチオピアでは 500万人の学生を対象に 政府が承認した初のデジタルアイデンティティソリューションを構築する予定です
・dAppの開発者が抱える最大の問題は その正当性を提供することなんですね
そこでAtala PRISMでは こうしたdApp開発者の身元を確認できるようにします
・Acuantとのパートナーシップ発表
Acuantは 詐欺防止やAMLコンプライアンスなど 世界の金融当局がDeFiプラットフォームやサービスに規制を拡大する際に 信頼されるアイデンティティ・プラットフォームとして世界をリードしている企業です
本文
Mark Griffin:皆さん こんにちは PRISMプロダクトマネージャーのMark Griffinです Cardanoサミット2021に参加できることを嬉しく思います
このプレゼンテーションでは Atala PRISMについて そして比較対象であるトラストエコノミーについてお話しします
また Atala PRISMの概要について サミット後に開始するAtala PRISMパイオニアプログラムについて Atala PRISMがCardanoのエコシステムとどのように相互作用するかについて アプリケーション上のAtala PRISMプラットフォームの概要についてお話しする予定です
そして最後に 戦略的パートナーシップを発表します
では まずAtala PRISMの概要について プラットフォームとアプリケーションを簡単に説明します
では Atala PRISMとは何でしょうか?Atala PRISMは Cardanoブロックチェーン上に構築されたIOHKの自己主権型アイデンティティ・ソリューションです
そして さまざまなユースケースを実現するもので そのうちのいくつかを今日お話します
Atala PRISM製品群は 4つの異なるアプリケーションで構成されています

1つ目はスマートカードで 携帯電話を持っていない人のために クレデンシャルを受信保存・共有するための低価格なスマートカードです
そして ユーザーが検証可能なクレデンシャルを受け取り 保存し 共有することを可能にするAndroid iOSのモバイルアプリケーションです それから管理コンソールは 組織がデジタルIDとクレデンシャルを簡単に作成し 検証できるようにするためのウェブベースのプラットフォームです
管理コンソールに加えて ブラウザベースの拡張機能であるブラウザウォレットが DIDや認証されたクレデンシャルの発行を管理します
プラットフォーム自体はいくつかのレイヤーで構成されており 分散型アイデンティティ 検証可能なクレデンシャル 暗号の3つのユースケースに対応したSDKの機能が用意されています
プラットフォーム自体には プロトコルが含まれています
そして DLTはCardanoブロックチェーンです
そして そのメタデータをトランザクションで使っています
では 企業にとってのAtala PRISMの価値とは何でしょうか 1つ目は サインアップやサインインのプロセスを簡略化することで デジタルサービスへのシームレスなアクセスを提供することです
ビルトインされたプライバシーにより そのアイデンティティがどのように共有されるかを完全にコントロールすることができます
また 厳密なピアレビューを受けたアイデンティティとゼロ知識証明の学術研究に基づきセキュリティを強化し 新しい製品やビジネスモデルへの新しい機会を可能にします
また 顧客のオンボーディング データ管理 セキュリティ ライフサイクル管理によるコスト削減も可能です
詐欺のリスクを減らすために 分散型IDを使用できるようになった後 ログインIDやパスワードを盗んで再利用することはできません
では 政府にとってAtala PRISMの価値とは何でしょうか?電話などによる対面での確認が最小限になるため サービス提供のためのコストが削減されます また 不正行為の防止や対応など 市民企業や政府への不正行為に対するコストが削減され EコマースやMコマースを通じたオープンな販売・購買のセキュリティの確保が期待できます
管理する文書の検証や認証 フォームへの手入力に費やす時間を削減し 市民にとっての価値を創出します
Atala PRISMは 政府のデジタルトランスフォーメーションにも力を発揮します
業界の報告によると デジタルIDは2030年までにGDPの13%を増加させることができます
また 年間110億ドルの経済価値をもたらすと言われています
例えば エストニアのように 99%のデジタル行政サービスの恩恵を受けることができる政府の取り組みがあります
また ドバイでもそういった取り組みが行われ 年間10億枚の紙を削減することができました
それでは Atala PRISMの企業や政府での導入事例をいくつかご紹介しましょう
まず1つ目は 発表されたばかりのものです
通信事業者のdishと契約し ユーザーに対してデジタルIDの検証を提供します
タンザニアでは World Mobileと協力して モバイルユーザーに分散型IDを提供し 銀行やマイクロローンなどの金融サービスを利用できるようにする予定です
そして グルジア共和国もあります
私たちは教育省と協力して 大学生が検証可能な教育証明書を受け取って卒業できるようにするためのブロックチェーンベースのデジタルIDシステムを構築しているところです
エチオピアでは 500万人の学生を対象に 政府が承認した初のデジタルアイデンティティソリューションを構築する予定です
では次に Atala PRISMのパイオニアプログラムについてです
これを紹介できることを非常にうれしく思っています
これにより 開発者や組織は アイデンティティソリューションを構築したり アイデンティティをCardanoアプリに統合したりすることができるようになります
今後は インタラクティブなトレーニングや認定プログラムへのアクセスも可能になります
プロジェクトカタリストによってあなたのアイデアを実現するための資金も用意されるでしょう
atalaprism.io/pioneersにアクセスし 興味をお持ちの方はご登録をお願いします
Atala PRISMのパイオニアプログラムでは SDKツールキットを使用することができます
SDKツールキットは 暗号プリミティブ アイデンティティ クレデンシャルに必要なすべての機能を提供するモジュールで構成されています
Cryptoモジュールは 暗号のためのプリミティブを提供します
IDモジュールはDIDを扱うための情報を クレデンシャルモジュールは検証可能なクレデンシャルを作成するためのものです
SDKツールキットは 以下のプラットフォーム JVM Android iOS Webをサポートする予定です
また SDKはCardanoブロックチェーンとの相互作用もサポートする予定です
SDKをサポートされたプラットフォームのアプリケーションに統合する方法については 詳細なチュートリアルと広範なウォークスルーが用意される予定です
それでは 教育担当ディレクターのLarsに登場してもらいます
彼がプログラムの概要と主要なコースについて説明するそうです
Lars Bruenjes:皆さんこんにちは Lars Bruenjesです
私はInput Outputの教育ディレクターです
そして PRISMのパイオニア・プログラムを担当することになりました
このプログラムでは PRISMとやり取りするための重要なコンセプトとテクニックをすべて学び デジタルIDの作成と処理 証明書の作成 その共有とチェックを行います
また 私はPlutusのパイオニア・プログラムを2回実施し 1,000人以上のパイオニアにPlutusを教えました
これは大きな成功を収めました
ですから PRISMのパイオニアプログラムも同じような形式で実施するつもりです
毎週 事前に録画された講義があります
ディスカッションや質問 サポートのためのディスコード・チャンネルも用意されます
また 毎週 質疑応答の時間を設けて 生の質問を受け付け それにできる限りお答えする予定です
そして Plutusのパイオニアプログラムと同様に 皆さんにはお互いにサポートし合ってほしいと願っています
ですから discordで出てきた質問の多くが 私やチームが答えなくてもよかったのは とても嬉しいことでした
なぜなら パイオニアたちはとてもフレンドリーで お互いに助け合い 他の人たちのセットアップや質問などに多くの時間を割いていたからです
これがプログラムのアイデアです 毎週の講義 毎週のQ&Aセッション discordチャンネルです
そして 一緒にPRISMの可能性を追求し デジタルID証明書を使った重要なワークフローをすべて試してみましょう
ですから 多くの方に参加していただきたいと思いますし 私もこのプログラムをとても楽しみにしています
それでは またお会いしましょう
ありがとうございました
Mark Griffin:では 開発者やパートナーにとって Atala PRISMはどのような価値があるのでしょうか それは Cardanoブロックチェーンでの取引手数料の低減によるサービスコストの削減を実現することです Atala PRISMによる柔軟で豊富なSDK 機能豊富で複数の言語 そして開発者にとって不可欠な使いやすいドキュメントを提供します
PRISMのパイオニアプログラムにより トレーニングと認証が受けられるようになる予定です
また カタリスト cFund アフリカファンドなど 非常に多様な資金調達メカニズムが用意されていますが 詳細は後ほど説明します
それでは 資金調達の機会やカタリストプロジェクトについて説明しましょう
カタリストには グローバルブロックチェーンを構築するための最高のアイデアとして Cardanoのコミュニティ 素晴らしいアイデア 投票による側面 トレジャリー金融があります 次の資金調達ラウンドでは アタラPRISM DID大量導入チャレンジというものもあり ADAで50万ドル提供される予定です
まとめると atalaprism.io/pioneersにアクセスして 今すぐ興味のあるものを登録してください ということですね
Atala PRISMについて そしてそれがCardanoのエコシステムの中でどのように作用するのか お話ししましょう
PRISMは Cardanoの上に構築されたレイヤー2のソリューションです
そして アイデンティティという追加機能を提供します
また Daedalus Marlowe Plutus dAppストアといったCardanoの製品やプロトコルと統合することも可能です
Cardanoのエコシステムを強化する例として dAppストアを取り上げましょう
dAppの開発者が抱える最大の問題は その正当性を提供することなんですね