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  • 執筆者の写真HUNNY

【翻訳文字起こし全文】ダイジェスト版 - IOHKのCharles HoskinsonがSingularityNETのBen Goertzelにインタビューしました


CardanoとSigularityNETがパートナーとなることについて、チャールズ・ホスキンソンとベン・ゲーツェルが対談したものです。


以下の文章は、IOHKのYouTube動画「ダイジェスト版 - IOHKのCharles HoskinsonがSingularityNETのBen Goertzelにインタビューしました」(2020/10/1)を翻訳文字起こししたものです。



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Charles Hoskinson:では Cardanoのどこに一番惹かれますか?このプロジェクトのどこがあなたの考え方に適合しているのでしょうか?


Ben Goertzel:Cardanoにはワクワクするものがいくつもあります 


SingularityNETをCardanoに移植することで得られる最もシンプルなことは SingularityNETのAGIトークンのかなりの部分をCardanoに移すことそのものです 


私たちがやりたいことは SingularityNETをプラットフォーム・インフラ マルチチェーンにすることです 


最初からそれを考えていたので 今は理論上の話で 最初は都合がいいのですが 1つのブロックチェーンである必要はありません 


もしかしたら すべてが他のブロックチェーン上にあることが最適なのかもしれませんからね 


でも まずはSingularityNETをインフラ マルチチェーンにしたいんですよね 


AGIトークンの供給の一部はEthereumに残り 一部はCardanoに移行するわけです 


そして どれだけEthereumに残って どれだけCardanoに行くのか それは コミュニティや市場が決めることですよね?つまり もしCardanoの部分がずっとうまくいくのであれば すべてがそちらに移行すべきだと思います 


ある目的のためにはEthereumのほうがより有用であり ある目的のためにはCardanoのほうがより有用であることが判明したら それはそれで良いのではないでしょうか?


Charles Hoskinson:ホスティングインフラに近いですね 


Rackspaceと AmazonやAzureとの比較 


これらは 最終的にはコストとクオリティなのです 


Ben Goertzel:そして これらはどちらも移動目標ですよね?今 この瞬間にもです 


Ethereumは すごく遅くて 簡単なことをするのにもお金がかかるので とてもとてもイライラします 


Ethereum 2.0が出てくるかもしれませんし 何かの分野で優れた性能を発揮するかもしれませんが そのことで評価したくはありません 


だから SingularityNETをCardanoに移すことで得られる最もシンプルなことは 非効率的で値段の高いブロックチェーンのインフラを減らすことだと思います 


私たちの目標を達成し 分散化されたインテリジェントなシステムとなるSingularityNETを構築するためには 当然ながらそれが重要です 


つまり Singularityインフラを設計するプロセス全体は どんどん悪化していくEthereumの遅さと表現力を巧みに回避しようとするためのものだったのです 


しかし そこでできることには限界があります 


だから より速く より安いブロックチェーンが必要なのです 


Cardanoはそれができると思います 


しかし 他にもそれが可能なものがありますよね 


だから Cardanoのビジョンやインフラのもっと深い部分に興味があるのだと思います 


これは 現在のSingularityNETコードや 今後のSingularityの目指す方向とも相乗効果があります またCardanoの世界では正式な検証に大きな焦点が当てられていると思います 


数学者として これは非常に興味深いことですよね 自動定理証明機がSingularityNETで稼働し SingularityNETの分散型AIネットワークを活用して この分散型AIベースの自動定理証明機が カルダノ上で稼働するスマートコントラクトの検証や カルダノのインフラコードの検証に役立てられるのを見てみたいような気がします 


このように 効率的かつ大規模な方法で このようなことが実際に行われるようになるまでには 当然ながらいくつかのステップがあります 


しかし それをどうやって行うかは かなり明確です 


ただ そこに至るまでにはいくつものステップがあるのです 


Charles Hoskinson:実は この種のパートナーシップの最もエキサイティングな点は あなたたちのニーズが私たちのエコシステムを進化させてくれることです 


将来を見据えて たしかに 私たちは素晴らしいブロックチェーンを構築しました 


しかし このシステムにはどのような補助的な技術が必要なのでしょうか?このシステムを世界規模で様々な実用に役立つためには?例えば 準同型暗号やアンチゼロ知識証明 マルチパーティ計算などに大規模な投資をすべきでしょうか?何にしても 私たちはパートナーに目を向けて 「あなたたちは何を必要としているのか?どこに行きたいのか?どのようなマーケットプレイスに参加したいのか?そして この技術を一緒に構築し あなたと一緒に成長するための消費可能なインフラを作るために 私たちはどのような手助けができるでしょうか?Cardanoについて 今はあまり知られていませんが プロジェクトの大きな柱となっているのが プロジェクトのVoltaire要素です 


これは Cardanoのガバナンス層です 


そして 誰が支払い 誰が決定するかという側面に分けられます 


現在 ネットワークが稼働しているときには ADAの約600万ドル分が財務口座に入れられています 


つまり 現在の市場価格で年間7,200万ドルをプロジェクトの分散型資金調達に充てています 


私たちは Voltaireを強力なイノベーションマネジメントの要素を持つように構成しようと決めました 


先ほどの問題は 例えば 米国の法律をすべて機械が操作できるように成文化して 意味のある答えを出したいというような課題があるとすると それを実現するためにはどうすればいいのか どれくらいのコストがかかるのか 何社が参加する必要があるのか といった議論が出てきます 


これこそがVoltaireフレームワークの核心であり これは 構造化されていないオープンな挑戦から 資金を伴う実際の問題解決計画まで それらのプロセスを支援するツールの集まりなのです 


例えば 将来的にはSingularityNETやOpenCogなども このプロセスを経て資金を得ることができるのではないでしょうか 


つまり あなたのアプリケーションが進化していく中で 用途や効用を提供するだけでなく その用途や効用を強化することがいかにCardanoのエコシステムにとって有益であるかをきちんと主張すれば そのための資金を得ることができるのです 


最も素晴らしいのは パブリックドメインへの資金提供です 


知的財産や特許 大企業がこれらを所有するという概念はありません 


つまり このプロセスの結果として すべての技術がみんなのために進化し エコシステム全体に利益をもたらすことになるのです 


私たちが一緒に仕事をしているということで あなたに質問があります もし あなたがCardanoを選んだとしたら あなたにとって最も素晴らしいコラボレーションは何でしょうか?


そして 5年後の未来にその決断を振り返ったとき どのようなことが起きていれば あなたの中ではあれは良い決断であり 成功したコラボレーションであったと言えるのでしょうか 


Ben Goertzel:私がSingularityNETとCardanoパートナーシップで念頭に置いているのは 2つの独立した しかし連動したハイレベルな目標ということですね 研究者としての私の願望に最も近いのは 一般的な知性に向けた画期的な進歩ですね つまり SingularityNETとCardanoを統合することで 我々が現在進めているOpenCog Hyperonの研究と相まって 我々の技術開発が一致し この分散型プラットフォーム上でAGIを作ることができるようになれば 他の目標が達成されたかどうかは気になりません 


もちろん 貢献してくれた人たちにとっては とてつもなく大きな経済的利益になるでしょう 


しかし それだけではありません 


現在の貨幣経済の多くも正しいです そのため AGIの実体のある進歩は私の中では最優先事項です 


もう1つは 非常に重要なことであり 当然ながらそれに関連していますが世界で実際に人気を得ることです 


分散型AIのためにです 


現在 ほとんどすべてのAIは いくつかの大規模なハイテク企業の中で行われ 一部の政府機関と密接に連携しています 


SingularityNETのビジョンは ブロックチェーンにおける他のプロジェクトと同様に AI分野に向き合うことです 


つまり ほとんどのAI開発者とほとんどのAIユーザーは 大規模なハイテク企業と付き合う必要はないというビジョンですよね つまり ほとんどのAIは 個人の開発者や小さなグループが 互いに協力し合うAIエージェントを作り この分散型ネットワークを通じてAIにアクセスするユーザーにサービスを提供するという よりピア・ツー・ピアな方法で行われるべきだということです 


現在 SingularityNETは少しずつ普及し始めていますが それは大企業のものと比べてほんの一部です 


つまり 意味のある牽引力を得て 少なくとも世界のAI処理の三分の一が 大企業のものではなく 分散型エコシステムで行われるようにする必要があるのです 


Charles Hoskinson:これは 「Cardanoにはパートナーが必要だ」「Cardonaにはプロジェクトが必要だ」と言われるときの例ですが 重要なのはプロジェクトの数ではありません 


重要なのはプロジェクトの量ではなく プロジェクトの質であり そのプロジェクトが何をしようとしているか そしてそのプロジェクトがホストされているプラットフォームに何をもたらすかなのです 


先ほどの質問に答えるとすれば 今後3年から5年の間にパートナーシップとこの成長に何を期待しているのかということです あなたのニーズは プラットフォームとしてのCardanoの能力に対して 非常に難しいビジネス上・技術上の要求を突きつけるものであり それを求める商業パートナー プラットフォーム アプリケーションがない限り いま以上を追求する理由はありません Crypto KittiesがEthereumのスケーラビリティの議論を強要するように SingularityNETも同様に 私たちにかなり複雑な要求を突きつけてきます 


だからこそ 私たちのシステムをより良くすることができる 


私をより良いCEOにしてくれます 


彼らと協力して どのようにすれば実際にこれらのニーズに対応し 目標を達成することができるのかを問うことで Cardanoをより良いプロトコルにすることができます 


Ben Goertzel:それは とても重要な見方です 


また SingularityNETでもそうだと思います 


イーサリアムは遅すぎる 高すぎるならもっと速いブロックチェーンに移ればいいじゃないかという質問を受けることがあります 


もちろん それには何か意味があると思いますが 一方で それは非常に狭い範囲での見方です 


私たちが必要としているのは 単にブロックチェーンを高速化することではなく OpenCogシステムの中にあるAGIの原型となるコードを 分散化されたグローバルネットワークに分割し データの主権と民主化を尊重したグローバルな汎用知能を手に入れることができるフレームワークなのです 


これは 単にブロックチェーンの高速化だけではありません 


Charles Hoskinson:その通りです 


特に データのプライバシーやその扱い方については これからもずっとこのような会話を続けていきたいと思っています 


時間はいくらあっても足りませんからね 


皆さん ご清聴ありがとうございました 


BenとCharlesのインタビューでは SingularityNETやCardano そして素晴らしいアイデアについて少しお話させていただきましたが 今後も多くのパートナーと一緒にこのような機会を設けていきたいと思います 


Ben Goertzel:素晴らしい会話をありがとうございました 


Charles Hoskinson:ありがとうございました 



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